自動車保険を選ぶ時に押さえておくべき3つのポイント
自動車保険も身近な割には、車を買う時にそのままディーラーで入ったり、コダワリたくても内容が難しかったりする保険だと思います。
同僚に自動車保険の相談を受けたので、自動車保険を選ぶ際のポイントについて聞いてきましたので、シェアしたいと思います。
リスクの大きさと補償のためのコストで考える側面と、支払った保険料を有効に活用するための側面から考えたポイントをまとめました。
1.車が故障した時のサポートが手厚い保険を選ぶ
故障サポートは、頻度を考えると大事なポイントです。車を運転していて、車が大破してしまうような大事故が起こる確率より、バッテリーが上がったとか、タイヤがパンクしてしたといった故障が起こる可能性のほうが高いです。
払った保険料が、補償という形で役に立つ場面は、日常的な故障という場合が多いということですね。だから、ロードアシスタンスサービスを見比べて、サポートが手厚い保険を選ぶと、保険に入っていて良かった!と感じられる場面が増えるのではないかと思います。
タイヤがバーストしても、無料で提携工場までレッカーしてくれるサービスがあれば安心ですね。
2.対物賠償責任保険
対物賠償責任保険は、事故によって相手のものを壊してしまった場合の補償です。保険金額を無制限にすることがポイントです。この補償は等級が高い場合、無制限にしても保険料がほとんど変わりませんので、ぜひ無制限にすることをおすすめします。
なぜかというと、物理的に壊れたモノの賠償だけではなく、遺失利益というものも賠償する責任を負うことがあるからです。
事例をご紹介すると、パチンコ店に大型トラックが突っ込んで、店舗を破壊してしまった事故では、破壊した箇所の修繕費用だけでなく、修理中に営業できなくなった日数で得ていたであろう利益の分まで、賠償しなさいという判決があります。(認定総損害額=1億3,580万円)
リスクの大きさに比べて、補償に必要なコストが少ないと思いますので、自動車保険を選ぶ際のポイントになりますよね。
スリップしてパチンコ店に突っ込んでしまっても、この補償が無制限なら安心ですね。
3.対物超過修理費用特約
これは、相手の車を壊してしまった場合の修理費用を補償する特約です。
相手の車に損害を与えてしまった場合、相手の修理費用を賠償するわけですが、実は、相手から請求された修理費用に応じて、保険金が計算されて支払われるわけではありません。
保険会社は、相手自動車の時価額を限度に保険金額を計算します。
どういうことかと言うと、ぶつけた車が古い車で時価額がほとんどなかった場合、修理費用が50万かかって請求されたとしても、保険金はほとんど支払われず、お金が足りない!ということが起きうるということです。
そこで、この特約を付けておくと、修理費が時価額を上回った差額を受けとることが出来るわけです。今は、車の買い替えサイクルが伸びているそうですし、この特約は重要かと思われます。
時価額とは、その車と同じ消耗具合の同車種がいくらで売られているか=市場販売価格相当額です。実際に、中古車屋さんではすごく安い車が売っています。修理費用の方が高くつくというのは、起きうる事態ですよね。
この特約ならブレーキが効かないタイヤで、車をぶつけてしまっても損害賠償ができるので安心ですね。
最後に
あとは、車を複数台持っている場合、割り引きになったり、ロードサービスを回数無制限で受けられたりする保険会社もあります。
更新が近づいている方は、見直しをしてみるといいかも知れませんね。
以上、自動車保険を選ぶ時に重要なポイントをまとめてお知らせいたしました。