自転車保険って必要?保険のプロに聞いてきました。
道路交通法が改正されて、自転車の交通ルール取り締まりの厳格化が始まって1ヶ月が経とうとしています。
警察の違反自転車運転への対応は、地域によってまちまちな所があるようですが、自転車の事故で、高額な倍賞が必要になるケースは確実に増えてきています。
高額の賠償が発生する可能性があるのは、自転車同士の事故とか、自転車と歩行者の事故で、自分の過失で相手にケガを負わせてしまったとかいうケースです。
お年寄りや子供と事故を起こして、何千万といった賠償請求をされるニュースを聞いたことのある人も多いのではないでしょうか。
そんなキャッシュを蓄えている個人はそう多くはないでしょう。
現実には、保険のプロに自転車保険について相談したいと問い合わせをする方も増えているそうです。
ご自身は自転車に乗らない方でも、ご家族の方が乗っていて、気になっている方は多いのではないでしょうか。
ということで、自分も気になっていたので、保険のプロに自転車保険について聞いてきました!
自転車専用の保険があるわけじゃない??
まず、私が話を聞くまで勘違いしていたのは、ガン保険のような自転車専用保険があると思っていたことです。
自転車保険と思っていた保険をよく見てみると、実は「自転車向け保険」と書いてあったりします。
これはこの保険は色々な補償ができるけど、自転車で他人にケガを追わせた場合の補償もできるので自転車を乗る人におすすめですよーと言っているわけです。
それで、その保険の中身はというと「個人賠償責任保険」というものでできています。
なので、自転車向け保険でなくても、「個人賠償責任保険」であれば、自転車事故で相手にケガをさせた時の補償は同じようにできるそうなのです。
これを知っているだけで、自分に有利な保険を探せる可能性がぐっとあがりますよね。
個人賠償責任保険はどんな保険で入れるの?
この「個人賠償責任保険」ですが、火災保険の特約に付けられる保険なのだそうです。
火災保険であれば、実はもうすでに入っている方も多いのではないでしょうか。
家を借りている人も、入居の際に火災保険にだいたい入りますよね。
その保険の特約で個人賠償責任保険を付けていれば、補償を受けられるということなのです。
これを知らないで自転車向け保険と火災保険で補償が重複して加入してしまっている人も多そうですよね。
自転車向け保険を選ぶときのポイント
最後に、この保険を選ぶ時のおすすめのポイントを聞いておきましたので、お伝えしておきます。
それは、「示談代行サービス」が付いているかどうかという点です。
何をしてくれるかというと、他人にケガをさせた時のお金がらみの交渉を代行してくれる仕組みです。
保険に入っていたとしても、これがなくて交渉を自分でやらないといけない場合、
相手からの請求の内容を聞いて自分の保険で補償されるか確認して、相手に支払をして、保険会社にも請求をして…
と大変な手間と精神的な苦痛を経験することになってしまうそうです。
注意点としては、「示談のお手伝い」のような表記だと、ただ単に電話で相談に乗ってくれるだけ、みたいなサービスの場合があることです。
どの保険会社でも代行が付いているわけではないようですので、「示談代行サービス」が付いている保険を選んだ方が良いようです。
ここ最近は、自転車の事故が注目されてますので、皆さんの保険選びに役立ててもらえたらと思います。